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デザインのたくらみ坂井 直樹
デザインのたくらみ


著者:坂井 直樹
価格:¥ 1,680

トランスワールドジャパン


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 デザインの本でした。だけど、いつになく内容がこいぞこりゃ!!!いっぱい書いちゃいます。


フィリップ・スタルクさん
 工業デザインの父?。とにかく有名みたい。私はデザインを専攻しているわけでは全然無いのでよくわからないんだけれども、この名前覚えておこう。そして調べてみよう。

フィリップさんのサイトです→http://www.philippe-starck.com/
いろんな物が見れます。工業デザイン・建築・家具・・・・かなり見ごたえありますのでご覧になってください。(英語とかです。)
なんか日本っぽいデザインもあったりなんかして。



デザインの会社・ナイキ
 大勢のデザイナー、十分な環境、独自の発想、個々の尊重・・・そしてデザインの経営への直接の関与。

 ちょっと日本のデザインの完成へのプロセスと違う。日本の場合(あんま、一くくり可笑しいのかも知れないけど、許して。だいたい分かるでしょう?)個人のデザインが採用されることは少なく、複数の人間が集まってデザインを作ってゆく。そういう中で、万人受けする落ち着いたものは出来るが良くも悪くも飛びぬけたものが出にくいらしい。(後述の世界の椅子と日本の椅子に登場する日本の特徴も影響しているかも知れませぬ)

日本のグッドデザイン賞を見ても奇抜なものより手堅いものが好まれる感がある。わざと突拍子も無いものをもう少し選んでもよい気がする。



世界の椅子と日本の椅子
 欧米の椅子。ずっしりした椅子。存在感のある椅子。其れはステータスであり権力の象徴ともなりうる。一方で・・・

 日本の椅子。昔からの日本の理想の空間は何も無い事。ほら、茶室にだって何も無いでしょう?畳の部屋にコタツだけ。ほっとするでしょう?さて、椅子ですが・・・。どうしましょう?そこで椅子を逆説的に使って見る。たとえば、すっからかんを強調するために何かアクセントを置いてみる。赤い、ちっちゃい椅子とか如何?


日本の家の空間は家具をもてあましている。いらないものを溜め込みすぎている。いっそのこと一気に整理してしまえ!!!





ホテル
 ホテルはショールームとしての役目を持つ。例えば椅子で考えてみよう。100室あるホテルに椅子を納入するとする最低100脚つくられる。作る側としても十分なロットが確保できる。つまり、オリジナルを作れる魅力的な環境なのだ。デザイナーにとってはすばらしい。



韓国デザイン
 玉石混交。面白いの・だっさいの・かっこイイの・先進的なの・つかいにくいの。なーんでもあり。其の生み出される過程は・・・

ルート1 要求「どこにも無いデザインをしろ」
 デザインのいい物で新しいものを作る。これは相当むづかしい。そうホイホイできるものではない。その状態で、上記の要求が来る。そうすると奇抜なのがたくさんできる。

ルート2 要求「これに勝つものを作れ」
 まずいきなり他社の製品が持ち出される。そして上記の要求が来るわけである。デザインはライバルに勝つためのもの。。ライバル基準の相対的な価値創造となる。

関係ない話。
 先日韓国のイージス艦が進水しました。こうゆう類のものの作り方は確実にルート2です。「アーレイバークに勝つものを作れ。こんごう・あたごに勝つものをつくれ。」その結果、多くのミサイル・CIWSの類を積んだかなりの重装備艦となるわけです。(逆に日本についていえば、常に消極的な設計です)




和のグローバル化
 和がwaに進化しました。めでてぇ!超めでてぇ!!!。現代的な生活になじむ、質素で使い勝手のよい、気張らない、落ち着きのある、そんなデザイン。モダンジャパニーズデザインです。この言葉覚えて起きましょう。




香水のボトル
 美しいボトルのデザインに強く惹かれるようです。なんていうかな、内面的なファッションみたいなものかな?




かぁ~わいい!
 「かわいい」という判断基準。これが日本においては大きなウェイトをしめてるみたい。私はほとんど発した記憶の無いことばだけど、よく聞くもんね。さぁて、次のかわいいはなんだろ?



花火 HANABI!!!
 ひゅーって上がってバン!という花火。実はめづらしいらしい。うーん、武器が発射された音に聞こえなくも無い。それこそバグダッドでやったらパニックだろう。平和な日本だからこそ、あー花火あー夏だあー祭りだ・・・と思えるのかも。

ん?まてよ。ホントにバグダッドでやったらパニックだろうか??想像以上に皆楽しめるんでは無いだろうか。だってあんな美しいんだもん。できることならあの美しさを是非プレゼントしてあげたいよ・・・・・・。あんな素敵な火薬を人殺しに使うあほらしさに気付いてくれるのでは無いだろうか。。なんか・・・考えるか?チグリス川・ユーフラテス川のほとりで花火大会。



光造形技術
 調べて見ました。CAD→プラスチックのモデルができるらしい。すばらしぃ。でも最後には職人さんの仕上げ、微調整が必要らしいです。
光造形技術のリンク→http://www.tlw.co.jp/intro/ref/hikari.htm



大江匡さんの建築
 すべて3Dで行われる。彼のプレゼンテーションは無茶苦茶愉しいらしい。最終系にかなり近づいた形で、誰にでも分かる形で事前に形、色、雰囲気までもが把握できるのはすばらしい限りだ。ねじの一本まですべてズームUPできる。この細かさもかっこイイ。

大江匡のページ→http://www.plantec.co.jp/index2.html





お疲れ様でした。オススメの本です。ちょっと支離滅裂ってるところが無いでも無いけれども。たとえ単語レベルであっても優れてると(もちろんその単語に興味を持たせる内容も必要だが・・・)、そこからまたwebを通したりしてすばらしい世界に繋がってくる。。。。すばらしぃ。



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